来る東京都知事選挙2020を前にN国(NHKから国民を守る党)の立花孝志代表が、また、驚くような動きを見せています。
先の港区長選挙では【ホリエモン新党】を立上げて候補を擁立。
また小池百合子知事に対して、自らが示す自粛解除要求を呑まねば、来る知事選で同党から同姓同名候補を出す等々。
堀江貴文氏との暗黙のつながりとも取れる状況の中、立花氏の狙い?はどこにあるのか。
立花氏の狙い、という前に、「ホリエモン新党」という、あきらかに堀江貴文氏自身を指す名称の政党立上げについて、当の堀江氏の態度が、何かおかしい・・・
かといって、N国をバカにしきっているのでもありません。下記は、ホリエモン新党に関する、立花氏と堀江氏の発言の流れです。
「ホリエモン新党」について、立花氏は堀江氏の了承を得ていると語る。
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「特定の政党や候補者とは関係ありません」と堀江氏がツイッターで投稿。
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「本人に許可されてはないけど、拒否されてもない」と、立花氏が前言を撤回。
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「命令も指示してません。自主的に立候補されたのだと思います。合意もなにもしてません笑」と堀江氏がツイッターで否定。
普通に常識的に考えても、【「ホリエモン新党」で絡んで来たN国】に対して、堀江氏の発言は、やはり不自然な気がします。

堀江貴文氏(ホリエモン本人)の都知事選挙をめぐる動き
実業家の堀江貴文氏はこれまで、小池都知事の、新型コロナウイルスを巡る一連の動きに対して、ことごとく、科学的根拠の無い【選挙活動】であると揶揄(やゆ)して来ています。
いわく・・
★東京アラートの初発令でレインボーブリッジなどが赤くライトアップされた事に対しては「小池百合子の選挙活動笑」とツイート。
★堀江氏は新型コロナウイルスについての小池氏の対応を、これまでもツイッターで手厳しく批判してきた。
★小池氏のスーパー入店規制などの対応に対して、「マジでこいつクソの極みだな。自粛厨の言いなり」と批判。
★自粛緩和の目安を「新規感染者が1日20人未満」などとしたことを「全く科学的ではない」と批判。
★堀江氏の出馬について報道陣に聞かれた小池氏は「まぁ賑やかなことという感じ」と発言しましたが、これに対して堀江氏は「コロナ危機利用してるから余裕だな」ツイッターにと書き込みました。
科学的根拠の有無については、一言では解決できない問題かもしれません。
しかし、6月12日の小池都知事の都知事選挙への出馬表明は、東京アラート解除の直後であり、時期的に言っても【不自然】で、レインボーブリッジが「虹色」に点灯されたことすら、小池都知事の成果をアピールしているように感じられるのは、筆者のみでしょうか。
ホリエモン新党の結党は実は堀江貴文氏の指示?
N国の立花孝志氏による同党の同姓同名(小池氏と)候補擁立云云とは、立花氏自身が都知事選立候補の際に掲げた、以下の公約内容を、小池都知事が実施しなかった場合に行うとしたものです。
- 都内の電車を止め、通勤客などにタクシーを利用の助成をする
- 都民1人あたり50万円の一律給付
- 東京オリンピック・パラリンピックの中止
こういった、あまりに無理のありそうなN国・立花孝志氏の発言も、堀江貴文氏の意向を受けてのもの・・と思えてきます・・。
2020年5月26日のN国・立花孝志氏による「ホリエモン新党」設立経緯説明会見によると、港区長選挙に候補を擁立する件は、堀江氏と立花氏の間で了解が取れていたとのこと。
そこへ、柏井茂達(かしわいしげたつ)氏による、【堀江氏から自分に出馬の強要的な指示があった】旨の報告がなされ、立花氏は衝撃を受けた。
そこで急きょ、立花氏は、「ホリエモン新党」を立ち上げて、港区長選に柏井を擁立したといいます。
このように語る立花氏からは、【「ホリエモン新党」の立上げで堀江氏に絡む】風情は全く感じられず、むしろ堀江氏を尊重する姿勢すら感じさせるものがありました。
ホリエモン新党の狙いとは、立花氏の狙いでは無く堀江氏の狙い
ホリエモン新党の結党をめぐる、その狙いについて、「ホリエモン新党」設立の狙いは都民Fの居抜き乗っ取りでは、以下のように整理しています。
堀江氏の愛称を冠にした新党を立花氏が勝手につくるワケもなく、都知事選のみならず、来年の都議選も見据えた動きであり、2人は連携を取っているとしています。
堀江氏が都知事に当選したとしても、都議会で多数派を形勢しなければ、立ち行かなくなる。
現在は小池百合子都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会が127議席中、50議席を占め、第1党になっているように知事与党の存在は都政運営に不可欠となる。
堀江氏が都知事になった場合、トップを失った都民Fは存在意義を失い、来年7月に予定される都議選までに空中分裂は必至だ。
立花氏は「都民Fの議員がうまく堀江新党に入ってもらえば、都議選もやりやすい」と話している。
ホリエモン新党もゼロスタートではなく、小池氏が立ち上げた都民Fを“居抜き”で丸ごと頂くための受け皿としたい算段だ。
以上が真実であれば、都知事選への堀江貴文氏の出馬があった場合、波乱が起きそうです。